Macbookの選択肢(予算20万円前後)
Macbookを新調するにあたり、新品・認定整備品の中から20万円前後で購入可能な機材は下記の通り。
ただし、快適な動作のためにDRAMは16GBにする。
・Macbook Air(2022, M2)
・Macbook Pro(2021, M1 Pro)
バッテリーの持ちは圧倒的にM2 Airだろう。ファンがなく、さらにディスプレイも成熟した技術、リフレッシュレートも60Hz。
一方でハードへの負担が懸念される。ファンがないということは筐体の熱伝導に頼るということなので、やはり性能に限界が見える。SSDのNANDフラッシュメモリは温度によってBERが増加するし、チップの故障率も飛躍的に増加する。温度依存性があるのは電子部品の宿命である。
一方で、Macbook Pro M1 Pro(2021)は新型(2023)の発表に伴い値下げされた。はっきり言えば、型落ちになった旧型である。しかしながら、新型はチップの更新が主で筐体デザインやその他の性能はあまり変わらない。WiFi6EやBT5.3などは良いが、如何せん設備側が追いついていない。
重ささえ許容できれば、Macbook Pro(2021, M1 Pro)もアリなのではないか。
というか、私はそうした。
Amazonでは27万だが、整備済み品は20万で購入できる。
Unityの動作環境(2022.2)とPCの選び方
緒言
Unity開発を始めるために動作環境の確認を行った。
参照先は公式サイト(https://docs.unity3d.com/ja/2022.2/Manual/system-requirements.html)。
概要
Unityエディターの動作要件として下記が示されている。
一般にゲーム開発用マシンを選定するにあたり重要とされる要素は下記。
それぞれ要件に照らし合わせて考える。
GPUに関する要件は「DX10以上に対応するGPU」とだけされている。
この要件からは2020年以降に発売されたGPU(GTX10xx以降)は問題なく動作することが推測される。(Radeonは分かりません。)
しかしながら、”動く”ことと”快適に使える”は別問題なので、可能ならば最低でもGTX1060は用意したいところ。
Macについては、Apple Silliconは不明だが、Intel版(Mac mini 2018内蔵 Intel graphics630)ではあまり快適ではなかった。
- CPU
Intelなら10世代以降のCore iシリーズ、MacならApple Silliconを選択すると問題ない。最低でもCore i5、可能ならばCore i7を選択すれば長く使えるだろう、と思う。
どのCPUでも動くことには動くだろうが、性能が上がれば上がるほどビルド(プログラムをゲームの形にまとめあげるイメージの作業)の時間が減るため、お金を掛けておくに越したことはない。
(ビルド中にお風呂入ったりすれば良いとお思いかもしれないが、細かな修正を繰り返すことになるので、性能が足りないと結局ストレスになる)
Apple Silliconの場合、M1は性能的には十分すぎるほどとのこと。
ただし、やや不安定な側面があるらしい。
(ソフトウェアの不安定さはアップデートにより改善するので問題なし)
Mac mini(2018)のIntel CPUはやや動作が重く、非常に発熱することは申し添えておく。
要件に明記されていないが、非常に重要な要素。
最低でも8GB、推奨は16GB、できるなら32GBという個人的な感覚。
まとめ
以上の要件から、Unity開発マシンはゲーミングPCを購入することでほとんどの要件を満たす頃ができる事がわかる。
ラップトップだと例えば、下記のようなスペックが想像される。
価格はおよそ15万円から。
CPU : Core i7-1270H, DRAM : 16GB, SSD : 512GB, GPU : RTX3050Ti
AMD CPUだともう少しお手頃。
性能は全く問題ないが、ラップトップはファンの音が非常にうるさいので要注意。
最大風速で回るとジェットエンジンみたいな音がする。
スペースに余裕がある、モニターを持っている場合にはデスクトップ型が冷却にも、性能にも余裕があって良い。
予算は15万円から。
上記でも問題ないが、もしゲームも楽しみたいならもう少しコストをかけると幸せになれる。
性能をある程度決めて、色々なメーカーを調べると良い。Lenovoはよくセールを開催しており、お手頃に購入できることがある。
一般的に性能はデスクトップ>ラップトップ、ということが多い。
これは冷却性能を確保できる(USB扇風機とコンセント扇風機の風量の差のイメージ)、電源容量が大きい(600Wのヒーターと1200Wのヒーターの差のイメージ)といった要素のため。
良いUnityライフを!
蛇足
筆者のマシンスペックは下記。
ラップトップマシン①:かなり重い
デバイス Laptop-EnvyX13
プロセッサ AMD Ryzen 7 3700U with Radeon Vega Mobile Gfx 2.30 GHz
実装 RAM 16.0 GB (DDR4)
GPU Vega 10
デスクトップマシン②:とても快適
デバイス 自作マシン
プロセッサ Intel Core i7-12700
実装 RAM 16.0 GB (DDR5)
GPU NVIDIA RTX2060