脱初心者を目指して

多趣味な器用貧乏の忘備録

Unityの動作環境(2022.2)とPCの選び方

緒言

Unity開発を始めるために動作環境の確認を行った。

参照先は公式サイト(https://docs.unity3d.com/ja/2022.2/Manual/system-requirements.html)。

 

概要

Unityエディターの動作要件として下記が示されている。

UnityRequirements

一般にゲーム開発用マシンを選定するにあたり重要とされる要素は下記。

それぞれ要件に照らし合わせて考える。

 

GPUに関する要件は「DX10以上に対応するGPU」とだけされている。
この要件からは2020年以降に発売されたGPU(GTX10xx以降)は問題なく動作することが推測される。(Radeonは分かりません。)

しかしながら、”動く”ことと”快適に使える”は別問題なので、可能ならば最低でもGTX1060は用意したいところ。

Macについては、Apple Silliconは不明だが、Intel版(Mac mini 2018内蔵 Intel graphics630)ではあまり快適ではなかった。

  • CPU

Intelなら10世代以降のCore iシリーズ、MacならApple Silliconを選択すると問題ない。最低でもCore i5、可能ならばCore i7を選択すれば長く使えるだろう、と思う。
どのCPUでも動くことには動くだろうが、性能が上がれば上がるほどビルド(プログラムをゲームの形にまとめあげるイメージの作業)の時間が減るため、お金を掛けておくに越したことはない。
(ビルド中にお風呂入ったりすれば良いとお思いかもしれないが、細かな修正を繰り返すことになるので、性能が足りないと結局ストレスになる)

Apple Silliconの場合、M1は性能的には十分すぎるほどとのこと。
ただし、やや不安定な側面があるらしい。
(ソフトウェアの不安定さはアップデートにより改善するので問題なし)
Mac mini(2018)のIntel CPUはやや動作が重く、非常に発熱することは申し添えておく。

要件に明記されていないが、非常に重要な要素。
最低でも8GB、推奨は16GB、できるなら32GBという個人的な感覚。

 

まとめ

以上の要件から、Unity開発マシンはゲーミングPCを購入することでほとんどの要件を満たす頃ができる事がわかる。
ラップトップだと例えば、下記のようなスペックが想像される。
価格はおよそ15万円から。
CPU : Core i7-1270H, DRAM : 16GB, SSD : 512GB, GPU : RTX3050Ti 

AMD CPUだともう少しお手頃。

性能は全く問題ないが、ラップトップはファンの音が非常にうるさいので要注意。
最大風速で回るとジェットエンジンみたいな音がする。

スペースに余裕がある、モニターを持っている場合にはデスクトップ型が冷却にも、性能にも余裕があって良い。
予算は15万円から。

上記でも問題ないが、もしゲームも楽しみたいならもう少しコストをかけると幸せになれる。

性能をある程度決めて、色々なメーカーを調べると良い。Lenovoはよくセールを開催しており、お手頃に購入できることがある。

一般的に性能はデスクトップ>ラップトップ、ということが多い。
これは冷却性能を確保できる(USB扇風機とコンセント扇風機の風量の差のイメージ)、電源容量が大きい(600Wのヒーターと1200Wのヒーターの差のイメージ)といった要素のため。

良いUnityライフを!

 

蛇足

筆者のマシンスペックは下記。

ラップトップマシン①:かなり重い

バイス      Laptop-EnvyX13
プロセッサ    AMD Ryzen 7 3700U with Radeon Vega Mobile Gfx     2.30 GHz
実装 RAM    16.0 GB (DDR4)
GPU              Vega 10

 

デスクトップマシン②:とても快適

バイス    自作マシン
プロセッサ    Intel Core i7-12700
実装 RAM      16.0 GB (DDR5)
GPU                NVIDIA RTX2060